白ホリスタジオのヒールマーク防止 靴底養生フェルトについて

スタジオ クォーツは白ホリメインのスタジオなので、非常に汚れやすい環境となっています。
そのため、靴を床に擦ったときについてしまうヒールマークを防止するために靴底養生フェルトを使っています。本日はこの靴底養生フェルトについてご紹介したいと思います。

 

1.靴底養生フェルトの特徴

撮影用の靴を養生するために使っているのは、靴底を養生するために作成したクォーツ オリジナルのフェルト(靴底養生フェルト)です。

この靴底養生フェルトは次のような特徴があります。

・予めテープがついており、剥離紙をはがしてそのまま貼ることができます。
・フェルトはつま先/かかとの形状をしており、手早く貼ることができます。
・使用後にはがした際、靴底にテープの粘着剤が残りづらいです。(超重要)

利用規約に記載しておりますように、フェルトを貼ったまま放置すると粘着剤が残ることがありますので、必ず当日使用後にはがしていただくようお願いしています。

2.靴底養生フェルトのメリット/デメリット

靴底養生フェルトには次のようなメリット/デメリットがあります。

★メリット
・養生なしに比べ、床につくヒールマークを80%ほど減らすことができます。(当社比)
・フェルトがクッションの役割をはたすので、床や壁へのダメージを減らすことができます。
・床の清掃にかかるコストを削減できます(人件費、清掃道具費、etc.)

★デメリット
・フェルトの作成にコストがかかります。
・養生した靴は滑りやすくなります。そのため、滑りやすい床や段差の多い環境には向きません。
・フェルトが写真に写りこむケースがあります。
・フェルトを正しく貼らないと、撮影中にはがれて粘着剤が床についてしまい清掃が大変になります。

メリットに記載の通り、ヒールマークを減らす効果は大きく、このフェルトがあることでスタジオ クォーツは綺麗な環境を保つことができています。

最初はフェルトを貼るのをお客さまに対応してもらっていたのですが、正しく貼らないと逆に汚れが増えてしまうケースがあったので、現在はスタッフが貼るようになりました。

3.靴底養生フェルトに関する問い合わせ先

靴底養生フェルトはスタジオ クォーツオリジナルの品なので、市販はされていません。
また、この靴底養生フェルトのアイデアは実用新案を登録しています。

もしフェルトの現物をみてみたいという法人さま、個人事業主さまがいらっしゃいましたら、下記内容を記載の上、メールでご一報ください。サンプルを送付させていただきます。
※個人の方へのサンプル送付は行っておりませんので、ご了承ください。

4.靴底養生フェルトの形状、サイズ、テープにいて

※ここからは長くなりますので興味のある方だけ読み進めてください。

4.1.靴底養生フェルトのサイズ

靴底養生フェルトの作成には紆余曲折がありました。

作成にあたって最初の問題は、フェルトの形状とサイズでした。
靴底にフェルトを貼るときに、靴にぴったりのサイズであれば、貼る際にカットする手間が少なくすみます。また、フェルトのサイズを小さくできれば、その分製造コストが少なくなります。
ただ、小さく作りすぎると靴底を覆うことができず、養生の効果が少なくなってしまうので、絶妙なバランスをとる必要がありました。

最初は靴屋さんを回ってさまざまな靴を見ることである程度のあたりを付けて作成しました。その後2年ほど使い続けてゆく過程で調整し、丁度よい形状とサイズに改善していきました。スタジオでご利用の靴のうち95%ほどは現在のフェルトのサイズで対応できます。
まれに、フェルトのサイズを超える靴があるのですが、その場合はフェルトを複数枚組み合わせるか、カットされていないフェルトを用意しておき、必要に応じて靴にあわせてカットすることで対応しています。

4.2.フェルトを貼り付けるテープ

次にフェルトを貼り付けるテープの問題です。
フェルトをテープで靴底に貼り付けてしばらくたつと、テープがはがれにくくなり、フェルトをはがしたときに靴底に粘着剤が残ってしまうのです。そのため粘着剤が残りづらいテープを見つける必要がありました。
この問題は何種類かのテープがついているフェルトを作成し、実際に靴をはいてしばらくたったあとにはがしてみて、粘着剤の残り具合を確認するというテストを行うことで粘着剤残りの少ないテープを見つけることができました。

クォーツの靴底養生フェルトで使用しているのは、「再剥離テープ」です。具体的には「ダイタック #88000」という商品です。

ちなみに、最近、一般的な両面テープで靴底に直接フェルトが貼り付けられた靴をみかけることがありますが、この方法はやめた方がいいです。靴底に大量の粘着剤が残ってしまい、靴が使い物にならなくなる可能性があるためです。(下の画像のようになります)

フェルトを貼り付ける方法をとるのであれば、粘着剤残りの少ないテープを探して使用するか、粘着力の弱いマスキングテープで一度養生し、その上から両面テープでフェルトを貼り付ける方法をおすすめします。この方法はコスプレイヤーズアーカイブさんの記事にまとまられています。

5.おわりに

スタジオ開店からしばらくの間は靴を養生していなかったので、床の清掃が大変すぎて鬱になるほど悩みました。さまざまな方法を試した結果、現在の靴底養生フェルトがあります。今回掲載した内容が同じような悩みを抱える方の一助になれば幸いです。

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